ふんわり柔らか~く沈む感覚が特徴の羽根枕。ホテル枕の代表格です!
羽根・羽毛の特徴
素材の硬さ | 柔らかめ |
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羽根(フェザー)素材は、アヒルやガチョウなどの水鳥の羽根から採取し、洗浄と消臭加工を施した素材です。
羽毛(ダウン)素材も水鳥から採取する天然素材ですが、羽根(フェザー)とは部位が異なり、こちらは水鳥の胸毛からとれるフワフワと柔らかい素材になります。綿羽(めんう)とも呼びます。
羽毛(ダウン)の方が保温性が高く素材自体もとても軽いため、羽毛布団やダウンジャケットの素材としても有名ですね。
羽根枕の特徴でもある独特のしなやかさとふんわり感に愛好者も多く、ホテルなど宿泊施設でも多く採用されています。
羽根・羽毛のメリット
通気性が良いため、他の素材に比べ蒸れにくいです。保温性、吸湿・発散性に優れているため、枕だけでなく布団などの寝具にも使われます。もともと弾力があってヘタリにくいのですが、長くしまっておいた場合でも、空気を含ませるようにほぐしていけば元のようにふんわりした感触に戻ります。
羽根・羽毛のデメリット
消臭加工がされていますが、天然素材であるため、まれに独特のニオイがすることもあります。特に湿った状態で保管するなど、素材が蒸れると臭いが強くなりやすいです。
羽根枕では羽軸(羽根の骨)のある素材を使っているため、使用中に生地を貫通して羽根が出てくることがあります。羽軸の先が尖っているためまれにケガをすることもあります。
羽根・羽毛の洗濯・メンテナンス方法
洗濯 | 水洗い不可 ※一部洗えるものもあり |
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メンテナンス方法 | 定期的に陰干し。1~2時間程度の天日干し |
普段は風通しの良い場所で陰干しをしてください。
天日干しは、枕の表面についた雑菌の繁殖を抑えるためのものとして、1~2時間程度がおすすめです。
もともと羽根・羽毛は適度に湿度を保っている素材なので、一日中太陽にさらしてしまうと素材の寿命を縮めてしまう可能性があります。
中には水洗いができる羽根枕もありますが、洗い方や洗剤の使用など注意すべき事もありますので、洗濯表示をよく確認してからお洗濯をしましょう。
羽根・羽毛の寿命・買い替え時期の目安
素材の寿命 | 1年~3年程度 ※使用方法・メンテナンス状況により異なります。 |
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羽毛布団と同じく、メンテナンスさえ気をつけていれば比較的長持ちする方です。
ただ素材自体の寿命は長いのですが、掛け布団と違って毎日重たい頭を載せて使うため、使っているうちにだんだんボリュームが無くなってきます。
ボリュームがなくなると枕の高さも変わってきますので、寝心地が変わってしまったら羽根枕の買い替え時期ですね。