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ずっと欲しかった マーベラスII が、遂に我が家にやってきました!
初めて見た人に一言で説明すると、これは家庭用カセットこんろ、ガスボンベで有名な Iwatani が、キャンプ・アウトドア向けに作ったカセットコンロ。
お洒落キャンパーをはじめ、キャンプ場ではこれを持っている人をよく見かけるくらい、とても人気のカセットコンロなんです。
キャンプの調理器具に「カセットコンロ」を選んだ理由
キャンプの魅力は、不便さを受け入れつつ、自然の中で非日常的な空間を楽しむことにあります。なので調理にしても炭や薪を使ったりして、あえて手間暇の掛かることをしているわけですね。
それゆえ以前は、キャンプで便利・快適・スピードを求めるのはナンセンス!ましてやカセットコンロを使うなんて邪道だ!という考え方だったんですが、子供が生まれて環境が変化すると考え方も変わってくるもので。。。
じっとしていられない子供に注意しながらの火起こし、突然の「お腹すいたー」でせがまれる食事、朝起きてからの現実感。ファミリーキャンプでは非日常のロマンよりも、断然スピード、効率が求められるんですよね。
そんなわけで、簡単にパパっと調理できるのが魅力の「カセットコンロ」を導入することにしました!
イワタニ「カセットフー マーベラスⅡ」の特徴
まず見た目ですが、アウトドア向けということもあり、シャンパンゴールドのボディは落ち着いた色合いで、他のキャンプギアと並べたときの相性も良さそうです。カバーを閉じた状態だとカセットコンロには見えないかっこよさがありますね。カラーは通常この1色のみですが、最近イワタニの90周年記念として、9色の限定カラーも登場してるそうですよ。
キャンプなど屋外で使うことを想定しているため、しっかりと風対策もされています。トップカバーを立ててつくる風防壁と、バーナー周りにある「風防リング」、2つの風よけが心強いですね。ちなみにトップカバーは簡単に外すことができて、大きいサイズのフライパンや鍋にも対応できます。家で使う時は風の影響がないので、フタは外して使ってもよさそうですね。
ちなみに風に強いカセットコンロは他にも「タフまる」という商品があって、個人的にはこちらもいいかなと思いましたが、色や見た目が無骨すぎて奥さんの稟議が通らなかったです^^;
風の影響を抑えて炎を安定させる、多孔式バーナー。通常のカセットコンロよりも多く炎口の数が開いているそうで、炎を細く、短くすることによって風に強くなるということみたいです。
カセット部分、ガスボンベを装着するところにヒートパネルというのが入ってます。ガス缶は気温が下がってくると冷えて気化しにくくなり、火力が落ちるという弱点があります。それを補うためにバーナーから伝ってくる炎の熱を利用して、このヒートパネルでボンベを温めて火力を維持する、という仕組みになっているんです。考えられてますね!
ガスボンベの取り付け方はとても簡単で、切込み凹み部分を合わせて押し込むだけ。外す時は逆の方向にスライドすればよくて、力を入れなくてもできます。
つまみは大きくて回しやすくなっています。程よい重さがあり、細かい火力調整がしやすいです。料理によっては弱火で使いたいときもあるので、手軽に微調整できるのはとても助かります。
点火してみました。弱火から強火、強火から弱火とつまみを回しても、一気に大きくなったり小さくなったりしないので、火力の段階調整がスムーズにできます。
ステンレス製の五徳(ナベ置き)は大きくてしっかりしています。大きい鍋、重いフライパンでも安心して使えそうですね。参考までにシェラカップを置いてみましたが、五徳の中央がちょうど凹んでいる形状なため、これでもひとまずお湯を沸かせそうです。
試しに家で使っている一般的なナベでお湯を沸かしてみました。家の中なので風の影響は受けませんが、火力は申し分なく自宅で料理している感覚と変わらず、すぐに沸騰しました。
付属の専用セットアダプター
これを五徳に取り付けると、岩谷がだしている別売りの焼肉プレートやたこ焼きプレートなど、いろいろなアクセサリーシリーズが利用できるようになります。(※専用セットアダプターを使う時はトップカバーを外す必要があります)今回、同時にたこ焼きプレートも注文したのですが、納期が1ヶ月以上かかるとのことで残念ながらまだ届いていません。
購入前に見たレビューで「バーナー周りの風防が取り外せないから洗いにくい」とありましたが、厳密には矢印にある2本のローレットビスを回すと取り外すことも可能です。工具がなくても指で回せるので、手軽ではないですが、万が一お鍋の汁がふきこぼれた時などはここを外して洗えます。
マーベラスⅡには、持ち運びしやすいよう取っ手が付いています。調理の時はこのハンドルにシェラカップやトングを引っ掛けられるので便利ですね。洗い物をして乾かすときにも良さそう。
一応、縦置きも可能です。使わないときには省スペースでも立て掛けられて便利なのですが、重心がトップカバー側にあり、ほんの僅かな力でもパタンと倒れてしまうので注意が必要です。
燃料はCB缶といわれる、コンビニでも売っているガスボンベです。キャンプ中にガスが切れてしまっても比較的手に入りやすいので安心ですね。説明書では「イワタニ製の専用ガスボンベを使用」となっています。写真左がイワタニ製、右が他社のマイボンベ。他社のでも使えないことはないですが。
メーカーによると、強火での連続燃焼でカセットガス1本を使い切るまでは、約70分とのこと。これを目安に実際に調理する時間と照らし合わせて準備すれば良さそうですね。あまり凝った料理でなければ、1泊2日のキャンプなら1~2本あれば十分だと思います。
気になったところ
トップカバーと本体の接続部分は薄い金属になっていますが、強い力で90度以上に倒してしまうと、ここが曲がってしまいそうな気がしました。そうなるとフタを立てた状態で使用できなくなる可能性もあるため、デリケートに扱ったほうが良さそうです。
- その他には、
- 五徳に突起がないので、キャンプサイトが傾斜でテーブルが斜めになっていると、鍋やフライパンが滑るかもしれないので注意。
- 専用セットアダプターを入れたままでは蓋が閉まらないので、使う時は別で持っていく必要がある。
という感じでした。
さいごに
今回はキャンパーに人気のカセットコンロ「マーベラス2」のご紹介でした。
価格が1万円以上するので、カセットコンロとして考えると値段が高いのですが、風対策、収納・携帯性など屋外で使うための機能に付加価値があると考えれば相応かなと思います。
できるだけ軽量、省スペースで、と考えている人には他の選択肢があるかもしれませんが、キャンプやアウトドア、いざという時の防災備蓄として備えておくのなら、マーベラス2はバランスがいいですね。
今はキャンプも自粛していますが、また出掛けられるようになったら、このコンロにたくさん活躍してもらいたいと思います!