ダナンは海だけでなく、ちょっとした山登りもできる観光スポット『五行山(ごぎょうさん)』があります。
場所はダナンの中心部から少し離れたところにあり、ちょうどホイアンに向かう途中でもあるため、寄り道にもちょうどいい観光名所になっています。
五行山は、山全体が大理石で出来ており、別名「マーブルマウンテン(Marble Mountain)」とも呼ばれています。
五行山への行き方は「タクシー」を使うのが簡単
旅行会社のツアーや、ホテルによっては無料のシャトルバスが走っていますが、タクシーの方が時間を気にせず観光できるのでおすすめです。
ホテルのロビーでスタッフさんに声をかけると、すぐにタクシーを呼んでもらえました。この時に乗ったのは「tien sa taxi(ティエンサ・タクシー)」という黄色いタクシー。
ベトナムのタクシーの中にはボッタクリも多いそうですが、この運転手さんは最初からきちんとメーターを使ってくれてました。
もともと宿泊していたホテルがダナンの郊外に位置していたことや、朝が早かったこともあって、五行山までは約10分で到着。料金は72,800VND(約364円)でした。
この後も何回かタクシーに乗りましたが、このタクシー会社が一番安かったと思います。
五行山の入り口・入場チケットの買い方
五行山に到着。まだ朝が早いこともあって人も殆どいません。お店の人が掃除をしながら開店準備をしていました。
写真は、しばらく歩いてきたところを振り返ったところ。左に見えている緑っぽい建物がチケット売り場です。
窓口で声をかけるとチケットを用意してくれます。観光客に慣れていて、どこから来たのか聞かれたので答えると、お釣りを渡すときに日本語で「ありがとうございました」と返してくれました。
こちらが五行山の入場チケット。15,000VND(約75円)。
さっそく登山開始です!
まずいきなり急階段が現れます。多少息が上がりますがそこまで長くはありません。ただ、下が雨で濡れていると滑りやすそうなので注意です。
カラフルなお寺の門。
何かが行われているのか、お寺の中から音楽が流れていました。
しばらく行くと立派な塔が見えてきました。
その先にはエレベーター(有料)。この道はここで行き止まりで、ここまでならエレベーターでも来られるということみたいです。
ただ、地上から大した距離じゃないので、歩いて登ってもあまり変わらないと思います。
一度分岐点まで戻ります。こんな感じで所々に看板が立っていて、下に英語の表記もあるので何となくなら判りますが、似たような文字がたくさんあり、同じに見えるのが苦労しました。
ちなみに、チケット売り場で五行山の地図付きポストカード(15,000VND)を売っているそうですが、初めは必要ないと思ってたものの、案内板があまりにもわかりづらくて、僕は買っておけばよかったと後で思いました。値段も安いし旅の記念にもなりますからね。
しばらく登ると岩のトンネルが出てきました。
所々にこういったベンチが設置してあり、休憩ができるようになっています。これも大理石で出来ているみたいですね。
縦に深そうな洞窟です。五行山にはたくさんの洞窟があり、人が立ち入れる場所と、このように外から眺めるものがあります。
山の中にある休憩所。このときはまだオープンの準備をしていました。
低い山ですが急な階段が多く、気温が高いので汗は大量にかきます。脱水症状になるといけないので、五行山に登るときは必ず水を持参するようにしてください。
一応、ここの売店でも飲み物を買うことが出来ます。水500ml(15,000VND)。
一つ目の洞窟「VAN THONG CAVE」の入り口。
何やら岩に文字が書かれています。
中に入ると、8畳位のスペースに仏像が祀られていました。これで終わり?と思って仏像を廻り込むと、さらに奥へとつづく細い洞窟があります。足元にはゴツゴツした岩が転がっていました。
洞窟の天井には穴が空いており、そこから光が差し込んでいるため中が明るくなっているようです。
さらに奥へと進むと、この洞窟で一番狭い岩の通路がありました。
閉所恐怖症じゃありませんが、挟まったらどうしようと思うくらい、閉塞感があります。
ちなみにリュックを背負ったままだと引っかかりました。
狭い通路を抜けて上から見たところ。
写真だと伝わりづらいですが、身体の大きい欧米人はどうしてるんだろうと思うほど狭かったです。
狭い上に角度も急なので、両手を使わないと登れませんね。
洞窟を抜けてそのまま山を上がっていきます。
見上げると岩の上にサボテンが。
登ること数分、山の頂上に到着しました!ちかくの海とビーチが見えます。
先程までいた大きな塔と、エレベーターも見えますね。
ホイアン方面。曇っているのもあってさすがにここからじゃ見えませんでした。
ダナン市街の方面。五行山は5つの連山からなる山なので、近くにも沢山の山が見られます。
ここの頂上は大理石の岩が密集してできていて、滑りやすい上に狭く、足場が悪いです。しかも踏み外すとサボテンの群生に落ちるので、決してふざけないようにしましょう。
サンダルで登ってきたベトナム人の女性。
滑って危険だと思ったのか、岩場では裸足になっていました。
この頂上まで来るには2つのルートがあり、一つは今通って来た狭い洞窟を抜けるルート、もう一つが写真に写っている歩きやすく整備されたルートです。
先程まで居た、天井に穴が空いていた洞窟を上から見たところ。
姿は見えませんが、中から人の声が響いて聞こえてきます。
帰りはこちらの舗装されたルートから下ります。手すりがあって道幅も広いので、人とすれ違うのも簡単でした。
動画もどうぞ
▼ダナンの『五行山(マーブルマウンテン)』はこの場所にあります